はじめに
前回に引き続き、育児 × ちょっとした自作ツールのお話です。
早いもので我が子も生後2ヶ月を迎え、予防接種が始まりました。
予防接種の予診票を記入しようとしたところ、ものによって「生後◯日」「満◯歳◯ヶ月」「◯週◯日」と様々な形で子の年齢(月齢)を書く必要があり……
さすがに満◯歳◯ヶ月は覚えているものの、生後◯日や◯週◯日まではすぐ答えられるわけもなく。
そのたびに計算するのも面倒なので、月齢・週数・生後日数を、スマホでパッと確認できたら便利だなぁと思ったのがきっかけです。
既存のアプリだとどうなの?
例えば、我が家が使っているぴよログは、「◯ヶ月◯日」と「生まれてから◯日目」をアプリ内に表示してくれています。
ただ、「満◯歳◯ヶ月」「◯週◯日」「生後◯日」を全部まとめて、しかもホーム画面のウィジェットで見たい!という私のわがままを叶えてくれるものは、ぱっと探した限り見つかりませんでした。
ないなら作ってしまおう、ということで作ってみました。
実行環境 (執筆時点)
- iPhone(iOSのバージョンを記入)
- Scriptable(バージョンを記入)
Scriptable とは?
Scriptableとは、JavaScriptでiPhoneの自動化やウィジェット作りができる無料アプリです。
ホーム画面に置いたScriptableのウィジェットから、好きなスクリプトを選んで表示できます。 Xcodeでウィジェット拡張を作る……となるとちょっと腰が重いですが、これならiPhoneだけで完結します。とても手軽!
まずはシンプルに作ってみた
まずは、誕生日を入れておくと「満◯歳◯ヶ月◯日」「◯週◯日」「生後◯日」を表示するだけのシンプルなウィジェットを作りました。 生後日数は、誕生日当日を「生後0日」として数えています。
Scriptableでスクリプトを作ったら、ホーム画面にScriptableのウィジェットを置いて、そのスクリプトを選ぶだけで表示されます。
これで、画面に月齢が表示されるようになりました!
※ 誕生日は仮で2025-04-01が設定してあります。「赤ちゃん」の部分は我が子の名前に変更可。
せっかくなのでオシャレにしてみた
動いたのは嬉しいけど、白い背景に文字が並んでいるだけだとちょっと味気ない……。 毎日目にする画面なので、見た目にもこだわってみました。
変えたところはこんな感じです。
- 背景をやわらかいグラデーションにして、フォントを丸みのある
RoundedSystemFont系にした - 月齢を大きな数字でドーンと出して、「◯週◯日・生後◯日」は小さく添える形にした
- 次の月誕生日までの進み具合をバーで表示するようにした
- 月誕生日や誕生日の当日は、バーの下がお祝いメッセージに切り替わるようにした
- 小サイズに加えて中サイズにも対応して、中サイズでは週数と生後日数をカード風に並べた
カラーテーマは peach / mint / lavender / sky / night の5種類から選べるようにしました。
現在はnightに設定していますが、今後気分で変えてみようと思います。
コード
コードはGitHubで公開しています。
設定方法
コードをGitHubで公開するにあたって、子どもの名前や誕生日はScriptableのウィジェットの「Parameter」欄に入力して、コードからはそれを読み込むだけでにしました。 これなら個人情報はiPhoneのウィジェット設定にだけ残るので、安心してコードを公開できます。
設定の手順はこちら。
- App StoreでScriptableをインストールする
- Scriptableを開いて、右上の「+」から新規スクリプトを作成し、上のコードを貼り付ける
- ホーム画面を長押し →「+」→「Scriptable」→ 小サイズか中サイズのウィジェットを追加する
- 追加したウィジェットを長押し →「ウィジェットを編集」を開き、Script で作ったスクリプトを選ぶ
- 「Parameter」欄に、誕生日と名前などをカンマ区切りで入力する
Parameter欄の書き方はこんな感じです。
2025-04-01,赤ちゃん,👶,peach
順番は「誕生日,名前,絵文字,テーマ」で、名前から後ろは省略できます。
省略した場合は、名前が「サンプル」、絵文字が👶、テーマが peach になります。
ちなみに、Scriptableアプリの中で▶ボタンを押して実行したときはParameterが空になるので、サンプルの名前と日付で表示されます。見た目を確認したいときは、このプレビューで十分です。 きょうだいがいる場合は、ウィジェットを2つ置いてParameterだけ変えれば、同じスクリプトでそれぞれの月齢を表示できます。
まとめ & 感想
Scriptableを使って、子どもの月齢・週数・生後日数をiPhoneの画面に表示するウィジェットを作ることができました!
iPhoneだけでコードを書いてウィジェットにできるので、思ったよりもずっとサクッと作れて驚いています。 今回もClaudeに相談しながら作ったので、育児の合間のちょっとした時間でも形にできました。
スマホを開くたびに「今日で○ヶ月○日かぁ」と目に入るのが、なんだかとても嬉しいです。 月誕生日にお祝いメッセージが出る日を、今からひそかに楽しみにしています。
おしまい





